チーム・アイザックは、以下の理念と考え方を持って、次世代の自律型ロボット開発を行なっています。
これまでのロボット開発においては、機械工学に強みがあるところは、最高のメカを造ることを目標に開発を進め、ソフトを他者から調達するといったような具合に、得意な分野を中心に開発を進めるケースが多いのが実情です。
チーム・アイザックでは、多分野にわたる専門家が集まっており、それぞれの専門分野の利点を活かすことが可能になっています。多様な分野の人材が集まることで、たとえ個別の技術に新規性がなくとも、新しい組み合わせで、これまでにないものを造ることができると考えています。
近年の情報学に関する進化には著しいが、機械工学の進化は情報学の発展に追いついてなく、齟齬が生じていると見ています。
ロボカップでは、知能面での優秀さと共に、作業・動作面で競争力を持つことが要請されており、機械工学(ハード)面で進化させることで、新たな制御理論や知能面と組み合わせた革新的なロボット開発を実現したいと考えています。機械、制御、知能すべての分野の専門家がいることで、こうしたすり合わせが可能となっています。