ロボッカップ予選最終日

ロボカップ・ジャパンオープンの2日目は予選リーグの最終日です。2日間の成績で決勝トーナメントへの出場が決まります。初日で敗北しているので、所属グループ内で勝ち残るには必ず勝たないといけません。チームのメンバーたちは、ほぼ徹夜の作業で機体を修復し、プログラムを修正して午前8時に会場に集合。会場でもギリギリの調整が続きました。

ロボカップの難しさ

ロボカップの競技の難しさは、その複雑さと競技環境の偶発的な変化に晒されながらロボットが自律的に動作をコントロールしなくてはならない点にあります。

自立型ロボットは多種多様な要素技術とシステムで構成されています。機体の設計と製作、動作の電子制御、プログラムによる戦略とリアルタイムでのコントロール、通信制御といった技術には、それぞれに深い技術的な知見や洞察力が求められます。

何よりも難しいのは、これらを統合するという作業です。どこか一箇所に不備があれば、全ての機能が影響を受けます。チームには技術的バックグラウンドの違う約20名の優秀なメンバーが集まってきていますが、うまくコミュニケーションを取りながら、お互いに擦り合わせていく作業は並大抵のことではありません。

さらに複雑にしているのが、会場の設営と通信状況です。ロボットは、天井から吊るされたカメラからの情報を頼りに位置を把握します。カメラからの情報量は一コマ60分の1秒でしか配信されない上に、影ができたり、通信状況が悪いと、正確な情報を得ることができずに右往左往することになります。今回もたびたび位置情報がとれずに試合が停止する事態が繰り返されました。ロボットとの通信も、携帯電話や様々な電波障害を受けて安定しません。

もちろん、こういった挑戦があることが競技の面白さであり、醍醐味です。強豪チームは、こういう技術的、環境的な障害を乗り越えて、強靭なシステムを作り上げています。公式戦初出場のチーム・アイザックにも、大きな学びの場です。

徹夜明けの作業の結果、動くロボット数が増え、昨日はできなかったボールを蹴る動作もできるようになっているようです。しかし、位置調整がうなくいきません。練習時間を使って、あれこれ試したのですが、どうしても正しい位置に進んだり、戻ったりすることが難しいようでした。

1点差に泣く

対戦相手は、仙台高専のSasa-kamatti。対戦相手も必ずしも万全でなく、試合は一進一退を繰り返しました。チームアイザックは初日に比べて試合にはなっていたのですが、守備をするのが精一杯というところ。随分と頑張っていたのですが、惜しいことに1点を入れられてしまい、残念ながら0対1の敗戦となってしまいました。

来年へ向けて

コートで戦っているのはロボットですが、実際に激闘を戦っていたのはチームのメンバーたち。2日目も初日に増して、緊張感を持って動き回っていました。皆、徹夜明けで疲れ切っていたにも関わらず、最後の知力と体力を振り絞って頑張っていました。

試合が終わると一気に疲れが出たようで、会場で熟睡するメンバーも。本当にお疲れ様でした。

今回の大会への参戦は、結果は付いてきませんでしたが、多くの課題が見つかり、次のステージに向かってたくさんの学びがありました。

この悔しさをバネにして、これからも頑張ろう!